神奈川県出身、『スパイキッズ』シリーズや『パラノーマル・アクティビティ4』など数多くの海外映画の吹き替えをされている人気声優の清水理沙(しみずりさ)さんにお話を伺いました。
芸能界のきっかけはスカウトで気づいたら声優に

こんにちは。清水さんは長く芸能活動をされていますが、芸能界に入られたきっかけは何だったのですか?




















生後10か月で「赤ちゃんのモデルをやりませんか?」とスカウトされたのが芸能界に入ったきっかけです。物心ついたときにはスチール撮影をしていました。寝ながら撮影されていた可能性もありますよね(笑)




















どういった経緯で声優のお仕事を始められたのですか?




















4歳の時に、両親の影響で劇団ひまわりに加入しました。
しばらく時代劇や舞台を中心に活動し、1999年に映画『ライオン・キング』の吹き替えのオーディションを受け、出演しました。声優を目指していたというわけではないんですよ。たまたま受けたオーディションで合格して、気がついたら声優になっていました。初めは声にどういう表情をつけるかをイメージできず、ディレクターの言うままに演じていましたね。
しばらく時代劇や舞台を中心に活動し、1999年に映画『ライオン・キング』の吹き替えのオーディションを受け、出演しました。声優を目指していたというわけではないんですよ。たまたま受けたオーディションで合格して、気がついたら声優になっていました。初めは声にどういう表情をつけるかをイメージできず、ディレクターの言うままに演じていましたね。




















でも今は吹き替えのお仕事で安定されていますよね。




















はじめて吹き替えのお仕事をした時に、こんな仕事もあるのだと感じたのを覚えています。すごく楽しくてこの仕事をずっと続けられたらいいなと思いました。吹き替えのお仕事を始めて、今17年経ったところです。
印象に残っている作品は『スパイキッズ』




















今まで演じてこられた作品の中で、一番印象に残ったお仕事は何ですか?




















映画『スパイキッズ』です。初めて大きな役を演じさせていただいて、『スパイキッズ』に出たおかげで多くの方との出会いがありました。子役時代は、別撮りが多かったので、いろいろな声優の方とコミュニケーションをとりながら収録ができたことが大きかったです。自信がつき、こういう役を演じたいといった思いが出てくるようになりました。




















それから吹き替えのお仕事がよく来るようになったようですね。




















子役時代、私は戸田恵子さんの大ファンで。当時与えられる役は自分の年齢より下か同じキャラクターが多かったので、早く自分より大人の女優を演じたいという思いがありました。
吹き替え作品に対する仕事スタンス




















仕事をされる上で気をつけていることはありますか?




















私が吹き替える場合は、吹き替えで演じる役者さんの表情を意識すること、どういう意図でセリフを言っているのかを最初に考えながらやっています。




















海外の作品は表情を見ないと、わからないということはありますよね。皮肉で言っている場合とかね。




















見ている人に違和感を与えないように、役者さんありきで演じています。
海外ドラマや映画を見る時は部屋を真っ暗にして世界観に入り込む




















海外ドラマや映画、アニメを見ますか?




















家でよく見ますね!




















どなたとどういったシチュエーションで見られることが多いですか?




















普段は一人で部屋を真っ暗にして見ます。家で見るときはコーヒーを飲みながら。




















どういうジャンルの作品を見られます?




















作品のジャンルにこだわりはないですけど、あまりに怖いものだとちょっと・・・。
ホラー系は苦手なんです。『パラノーマル・アクティビティ4』をやったときは、まあ怖かった!ホラー映画の吹き替えのお仕事が続いたことがあって。『パラノーマル・アクティビティ』は本当に怖くて、視点がビデオで撮影したアングルなので。
ホラー系は苦手なんです。『パラノーマル・アクティビティ4』をやったときは、まあ怖かった!ホラー映画の吹き替えのお仕事が続いたことがあって。『パラノーマル・アクティビティ』は本当に怖くて、視点がビデオで撮影したアングルなので。




















作品を見てから声を入れていくんですよね。




















そうですね。お仕事の場合は、まず自分で見て怖い思いをします。このシーンで叫ぼうと決めてから、収録に挑みます。




















ご自身の作品も見ますか?




















見ます。客観的に見て、「ああーこんな感じなんだ」と(笑)。
最近のお気に入りは『マイ・インターン』




















最近のお気に入りの海外ドラマや映画はありますか?




















『マイ・インターン』がとても感動的で。何であんなに泣けるんだろうと思って。




















ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが、恋愛関係ではないけど、良い関係を築いていますよね。




















自分の姿をアン・ハサウェイのキャラクターに重ねるというか。仕事も子育ても頑張っていたら、夫に浮気されてしまう女性の立場に感情移入してしまいました。
男性とのお家映画デートでも集中して鑑賞




















男性とお家で映画デートってなった場合は、どんなテンションで見ますか?わいわいがやがや?




















男性と一緒に見るときでもあんまりしゃべらないで、ソファに寝転がって、ごろごろしながら見たいですね。ただ、本当に好きな映画ほど話に入り込みたくて、邪魔されたくないタイプなので基本的には一人で鑑賞したいです。




















そうなんですね。男性に一緒に見ようって言われたら?




















いいよー、一緒に見ようって言っちゃいます。でも邪魔しないでねという思いを秘めながら。
清水さんにとっての海外ドラマとは




















では最後に、清水さんにとっての海外ドラマとは?




















自分の知らない世界に連れて行ってくれるもの。映画は2時間で終わるけれどドラマは次回への展開が読めないから、わくわくさせてくれて、刺激を与え続けてくれるものです。




















ちなみに海外ドラマはシリーズものを全て見ようとすると長くなりますが、一気に全部見る派ですか?それとも何回かに分けて見ますか?




















コーヒーを飲みながら一気に見ます。




















コーヒー大好きですね(笑)。本日はありがとうございました!




















こちらこそありがとうございました!


清水理沙(しみずりさ)
女優、声優、ナレーターと広きにわたって活躍する。神奈川県出身。国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。
ドラマ『SCREAM QUEENS』でアリアナ・グランデの吹き替えをつとめ、『ゲームオブスローンズ』デナーリス・ターガリエン役、『サンダーバード ARE GO』ペネロープ役でも出演中。この夏リリース予定のミュージカルアドベンチャー『トロールズ』にもポピー役にて出演。
今後の出演予定などはTwitterをチェック!