名作ぞろいの海外ドラマ。その中でも選りすぐりの作品や演技を見たい方のために、テレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞を受賞した俳優たちをご紹介します。名作ドラマを多数生み出すアメリカで、最高峰に輝いたのはこの人たちです。
1. キーラ・セジウィック
1965年生まれ、51歳のベテラン女優。『クローザー』に出演し、2007年のゴールデングローブ賞ではテレビ部門ドラマ・シリーズの主演女優賞を受賞しています。
キーラが演じるのは、LA市警中大犯罪課チーフ、ブレンダ・ジョンソン。尋問の技術が超一流で、どんな事件も終わらせる(クローズさせる)という敏腕のブレンダが、様々な難事件に挑むスリル満点のクライム・サスペンスです。
ブレンダは容姿にも仕事の才能にも恵まれた女性。しかしどんなキャリアウーマンも完全無欠とはいかないもの。実は方向音痴でスイーツ依存症、加えて若干ヒステリック。さらに事件解決のために職権乱用なんてことも…。難しい役どころを演じる彼女に注目です。
『クローザー』シーズン7は、FOXクラシック 名作ドラマにて毎週月曜日夕方5時ほかより放送中!(詳細はこちら)
2. ジム・パーソンズ
言わずと知れたテレビドラマ界の帝王、ジム・パーソンズ。彼もエミー賞の常連で、『ビッグバンセオリー/ギークな僕らの恋愛法則』でテレビ部門主演男優賞を4度も受賞しています。最近の作品では、1980年代に「ゲイの病気」とされ厳しい差別の目にさらされていたエイズに関する問題を描く『ノーマル・ハート』が有名。ジム・パーソンズ本人も自分がゲイであることを公にしており、先日結婚式をあげたばかり。お相手は、14年来の恋人だったデザイナーです。ちなみに彼はフォーブス誌にて「2016年最も稼いだテレビ俳優」として発表されています。推定年収はなんと、25.5億円!
ジム・パーソンズ公式Instagramアカウント(@therealjimparsons)より
男女から愛されるキャラクターは、容易には真似できない彼の個性です。彼が今後もアメリカのテレビドラマ界を引っ張っていく可能性は大きいですね。
3. クレア・デインズ
ゴールデングローブ賞のドラマ・シリーズ部門で主演女優賞を4度、エミー賞のテレビ映画部門で主演女優賞を3度受賞した超実力派女優です。写真家と芸術家の間に生まれ、幼い頃からバレエを学んでいたそう。
(c) 2017 Showtime Networks, Inc., a CBS Company. All rights reserved.
そんなエリート女優の彼女がエミー賞、ゴールデングローブ賞を2度ずつ受賞したのが『HOMELAND』。CIA局員のキャリー・マティソンが、世界中が直面するテロに戦いを挑みます。アメリカの表と裏や人間の抱える苦悩を描き、国内外を問わず絶賛されています。
『24 -TWENTY FOUR-』の製作陣によって手がけられた『HOMELAND』は、最優秀ドラマ賞や最優秀主演男優賞、助演男優賞等を受賞しています。決して他人事とは思えないストーリー展開も魅力的ですが、何よりクレア・デインズの鬼気迫る演技に虜になる人も多いはず(詳細はこちら)。
日本とはケタ違いの製作費がかかると言われる海外ドラマ。ドラマの顔とも呼べる主演俳優、女優が魂を込めた演技は、それだけでもドラマをチェックする理由になります。やはり受賞している作品の多くは、見ればその理由も納得できるものばかり。この機会に、今回ご紹介した作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。