長身に美脚、彫りの深い顔、目の覚めるようなブロンドやカーリーヘア…。やっぱり欧米人ってかっこいい。海外ドラマばかり見ていると、彼らみたいな容姿で生まれられたらと羨ましい気持ちが募ります。でも、ちょっと待って下さい！実はハリウッドには大活躍中のアジア系俳優・女優も沢山います。彼らなくして、名作は完成しません。
今回は、アジアの血を引くハリウッドセレブをご紹介します！意外なあの人もアジア系だったりするんですよ。
１. キアヌ・リーブス
ちょっとエキゾチックな顔立ちのキアヌ。中国系ハワイ人の父を持つアジア系俳優でした。目元を見れば涼しげで、少しアジアンテイストな感じがありますね。
一人でサンドイッチをかじる姿がパパラッチされたことから「サッド・キアヌ」なんて寂しいあだ名をつけられてしまった彼。しかし、それを自分の持ちネタにするぐらいユーモアにあふれた人物です。出自を聞けば親近感からますます感情移入してしまい、どんどん愛おしくなってきます。
2. キム・カーダシアン
えっ、彼女もアジア系？との声が聞こえてきそうです。彼女の父親、ロバート・カーダシアンはトルコにルーツを持つアルメニア系。
キム・カーダシアン公式instagramアカウント（@kimkardashian）より
アルメニア系をルーツとする人種は世界中に広がっているため、もしかしたら「公表していないけど、実は…」なんてセレブも多いかもしれませんね。
3. ヴァネッサ・ハジェンス
『ハイスクール・ミュージカル』でおなじみのヴァネッサ。母方から、中国人やフィリピン人の血を引いています。
ヴァネッサ・ハジェンス公式instagramアカウント（@vanessahudgens）より
彼女には他にも、スペイン、アイルランド、アメリカインディアンのルーツがあるそう。色々な地域の遺伝子が混じる地域には美人が多い、という噂はよく聞きますが、ヴァネッサを見ているとその通りだと感じますね。オリエンタルでありながら、どの国の人にも愛される美人像。そして、演技の際に見せる彼女ならではの独特な表情が魅惑的です。
4. チャド・マイケル・マーレイ
日本でも放送されたドラマ『One Tree Hill』の主人公ルーカス・スコット役などを務めた、チャド・マイケル・マーレイ。誰もがハマる甘いマスクのチャドは、なんと日本人とのクオーター。祖母が日本人で、チャドの母親は日本で生まれたのだそうです。
チャド・マイケル・マーレイ公式instagramアカウント（@chadmurray15）より
彫りが深くいかにも「西洋人！」といった雰囲気の彼ですが、鼻に関しては少し丸くて可愛いです。日本人にはこのような形を「団子っ鼻」と言ってコンプレックスに思う人が多いようです。しかし、チャドを見ればそんな悩みも吹き飛ぶはず。丸い鼻は、守ってあげたくなるような柔らかな印象を醸し出す最高のチャームポイントだと気づかせてくれます。
5. コンスタンス・ウー
FOXスポーツ＆エンターテイメントでも放送中のドラマ『フアン家のアメリカ開拓記』に出演する彼女は、紛うことなきアジア系。中国系アメリカ人なのだそうです。
コンスタンス・ウー公式instagramアカウント（@wonstancecoo）より
『フアン家のアメリカ開拓記』は、1990年代にフロリダ、オーランドにてアメリカン・ドリームを目指す台湾系一家を描いた物語。コンスタンス・ウーはフアン家の母親役として、好演中です。当時フロリダ州オーランドにはアジア人が少なく、白人だらけの厳しい環境。そこでの差別やギャップをシュールな笑いに包んだ本作は、なんと実話に基づいているのだそうです。
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多様性が認められつつある今のアメリカだからこそ質の高いコメディとして成り立っていますが、マイノリティの悲哀には笑えるながらも深く考えさせられるものがあります。褐色がかった肌やアーモンドのような目、黒髪などは、海外では個性として受け入れられていますが、その個性が市民権を得るまでには相当の時間と苦労があったはず。
実際、『フアン家のアメリカ開拓記』のコンスタンス・ウーも「アジア人が役を得るには、オリンピック選手並の努力が必要」と語り、アジア系の人々がハリウッドで活躍することへの難しさを訴えています。決して平坦ではなかったであろう道を駆け上がったアジア系の俳優・女優たち。心の底からの尊敬を送り、これからも応援し続けたいですね。
『フアン家のアメリカ開拓記』はFOXスポーツ&エンターテインメントで毎日朝9時30分からシーズン2が放送中（詳細はこちら）。シーズン3も6月中に放送開始予定なので、チェックしてみては？