映画大国・アメリカ。数々の名作を支えるのは、多くの美しきスターたちの存在です。美人のアイコンとしてもてはやされた彼女達は、数十年経った今でも美しさを象徴する美の見本市です。今回は、アメリカの映画史を代表するような歴史的美女たちを、その代表作と交えて紹介します。
1. オードリー・ヘップバーン
歴史的・世界的な美女と言えばやはり彼女ではないでしょうか。映画『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』で知られる、オードリー・ヘップバーンです。
1929年生まれの彼女は、第二次世界大戦後の娯楽大作時代に大活躍した女優です。当時は徐々にテレビが普及しはじめた頃。それに対抗すべく映画界が膨大な資金をつぎ込み、カラー化、ワイド化、スターの大々的な起用などを行った、非常に華々しい時代でした。
眩しいほどの美貌と演技力は誰もが知るところですが、実はオードリー、踊りもできたのだとか。子供の頃からバレエを習い、なんと名門ランバート・バレエ団で学んだこともあったのだそうです。しかし、身長の高さと身体の弱さを理由にバレリーナへの道を断念、その後演劇を経てスクリーン女優になっていきました。映画『パリの恋人』や『初恋』などで、バレエの才能を発揮しています。多才なオードリー、独特のベリーショートや眉上バングが超かわいい!実はこっそり真似してるおしゃれ女子も多いのでは?
表現力を評価された女優としてだけでなく、時代を超えたファッションアイコンとして愛され続けています。
2. ジュリー・アンドリュース
ミュージカル女優の巨頭、ジュリー・アンドリュース。1935年生まれの女優です。映画『サウンド・オブ・ミュージック』で主人公マリアを演じた彼女、と言えば誰でも思い出すのではないでしょうか。
1965年公開の『サウンド・オブ・ミュージック』は、FOXにおける20世紀最大のヒット作とも呼ばれています。マリアが子供達に「ドレミの歌」を歌って教えるシーンはあまりにも有名ですね。
他にも映画『メリー・ポピンズ』や舞台『マイ・フェア・レディ』など、ミュージカルに馴染みがない人でも知っているような名作に携わるジュリー・アンドリュース。当時4オクターブもの音階を声に出せたのだそうです。美しく繊細な声を持つ彼女でしたが、1997年には喉の病気が見つかり声帯を手術。その手術が失敗に終わり、「4オクターブの歌声を失ってしまった」と彼女は語っています。しかし、美しい歌声という大きな武器を失った今でもなお、彼女は女優としてのキャリアを積み続けています。
また最近では河岸を変えて、童話作家としても評価されつつあるのです。天は二物も三物も与えてくれるのですね。
3. シェリル・ラッド
最後は、ミューズ的な存在のこの方を。
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SF映画『ミレニアム/1000年紀』などで可愛らしい姿を見せてくれた、シェリル・ラッドです。1951年生まれのシェリルは163センチと比較的小柄ながら、プロポーションは抜群。キュートな笑顔も特徴的で、日本国内でも大きな人気を博し広告や雑誌でひっぱりだこに。
彼女は何を隠そう、名作ドラマ『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』のクリス・マンローを演じた女優!この作品は、元婦人警官の3人(エンジェル)が、ボス・チャーリーの元で私立探偵として活躍する物語です。シェリル演じるクリス・マンローは、エンジェルたちの妹的存在。シーズン2からレギュラーとして新たに加入しました。決して姿を見せないチャーリーの元でパワフルに働く、地上最強の美女3人。「美しくてかっこいい、戦う女の子」の先駆け的存在とも言えるでしょう。アニメ『セーラームーン』が好きだった方々の心には刺さること間違いなし。もちろん、美女好きの皆さんにもおすすめしたい作品です。
『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』はシーズン3が平日朝5時よりFOXクラシック 名作ドラマで放送中!(詳細はこちら)作中を通して拝むことができるシェリルの健康的な色気には、男女関係なくクラクラしてしまうはず。
ハリウッドでは、映画スター制度が主流となった1910年代から、数々の大物女優が生まれ続けています。各時代ごとに髪型やメイク、美の基準なども異なりますので、映画やドラマを鑑賞するときには、そういったアイコンに注目してみるのもいいかもしれません。