煌びやかなロビーにシャンデリア、バーには高級酒とピアノの生演奏、広い部屋へ入ればふかふかの巨大ベッドと100万ドルの夜景…。誰もが憧れるラグジュアリーなホテル。きっと一度泊まったら忘れられない記念になりますよね。
しかし世界には、そんな煌びやかさとは全く違う意味で一生の思い出になるかもしれない個性派ホテルもたくさん存在するんですよ。
1. スフィンクスがお出迎えしてくれるホテル、「ルクソール」
まず紹介するのはエジプト…ではありません。スフィンクスとは縁もゆかりもないラスベガスにあるホテル、「ルクソール」です。
ルクソール公式Instagram（@luxorlv）より
スフィンクスが鎮座ましますこのホテル。建物全体はもちろんピラミッド型になっています。エントランスには巨大なファラオも在位します。インパクトはあるけれど、どうせ偽物じゃん…と思うなかれ。こちらのホテルは、エジプトで発掘された遺跡を忠実に再現したレプリカなのです（つまり偽物は偽物でも、精巧な偽物ということ）。
部屋はピラミッドの外壁に沿うように設置されているため、窓が傾いているのも特徴。コンセプトがはっきりしていて、ミイラ気分を味わえますね。
2. 暖房設備はもちろんナシ。氷に囲まれた「アイスホテル」
読んで字の如く、氷だけでできたこのホテル。北欧はスウェーデンの名物ホテルだそうです。
アイスホテル公式Instagram（@icehotelsweden）より
「部屋が寒いんだけど！？」そんなクレームはもちろん受け付けていません。室温は常に-5度。しかしベッドはトナカイの毛皮で覆われているため、快適に眠ることができそうです。寒い場合は、防寒着をよりたくさん着込んでください。
それにしても、全面氷の世界は本当に美しい！施設内にはお酒が飲める「アイスバー」もあり、退屈しなさそうです。また、毎年冬には、各国のアーティストが氷の作品を作って展示するイベントも行っています。物珍しいバーやアートには興味があるけれど、寒がりだしなあ…という方もご安心を。どうやら普通の部屋に泊まれるプランもあるそうですよ。
地球温暖化の影響でこのホテルが無くなる前に、ご宿泊をオススメします。
3. その名の通り、「変なホテル」
長崎県佐世保市にある「変なホテル」はまさに変。なんと、フロントもクロークも全てロボットが担当しているというのです。
prtimes.jp
入り口を潜ると、恐竜・人・恐竜がお出迎え。もちろんこれらの3台は全て、ロボットです。手荷物だってポーターロボットがお部屋まで運んでくれるという徹底ぶり。お部屋も、顔認証でロック解除。人の手によるおもてなしを介さずここまでロボット尽くしとなると、無機質にも感じられますが…、けれど案外、普通のホテルより快適に過ごせるかもしれません。
ちなみにこのホテル、フロントは4カ国語対応。人間の仕事を補って余りある有能ぶりです。近い将来、私たちの仕事は全て、ロボットに取って代わられているかも。夢が膨らむ一方、少し不気味にも感じてしまいますね…。
以上のホテル、泊まってみたいですか？それとも少し気後れする？余裕だよ！というあなたにおすすめしたいのが、こちらのホテル。
(c)2015-2016 Fox and its related entities. All rights reserved.
アールデコ調の妖艶な内装が特徴、100年近い歴史を持つホテル・コルテスはいかがですか？ちなみに、Wi-Fiも携帯電話も通じません。もしかしたら、ベッドの下から死体が出てくるかもしれません。そして残念ながら、生きて帰れるかもわかりません…。
もちろんこちらはフィクション。FOXで放送中の『アメリカン・ホラー・ストーリー：ホテル』に登場するホテルです。
本作はホテル・コルテスにある魔の64号室を巡って起こる、不可解な事件を描くサイコホラー作品。目を背けたくなるような惨たらしい事件の連続に、見終わったときにはぐったりとしているはず…。さらに、主演はなんと、レディー・ガガ！この作品でゴールデン・グローブ賞の女優賞も受けており、妖しい色気とカリスマ性に胸を打ち抜かれること間違いなしです。
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ただグロテスクで恐ろしいだけでなく、美しい映像と複雑に絡み合ったシナリオ、印象的な音楽が魅力的な作品へと仕上げています。ホラーは見飽きた！という人も大丈夫ですよ。暑い夏に少しひんやりしたい方も、独特すぎるホテルで旅行気分を味わいたい方も、ぜひぜひご覧ください。
『アメリカン・ホラー・ストーリー：ホテル』は毎週月曜日から木曜日、深夜27時よりFOXで放送中！（詳細はこちら）