世界中にはびこる不可解な都市伝説、ミステリアスなスポットをご紹介

事実は小説より奇なりと言われるように、科学では解明しきれない不思議な現象が多々あります。ゴシップ大国アメリカには、なおのことオカルトめいた逸話や噂が多いよう。今回は編集部が気になったミステリーのいくつかを、アメリカを中心にご紹介します。

1:オレゴンの渦

アメリカはオレゴン州にある、「空間が歪んでいるのではないか?」と囁かれる地がオレゴンの渦。この場所は磁場が特殊で方位磁針も狂ってしまうらしく、渦の中心部に置けばクルクルと回ってしまいます。そのうえオレゴンの渦近くに立っている小屋は今にも崩れるのではないかというレベルで傾くなど、俯瞰してみると、まるで周辺にあるものが渦の中心に向かってゆっくりと飲まれていくように見えるとのこと。

 

 

ネイティブ・アメリカンの伝承では悪魔の仕業だとか、呪われた地であるとか言われています。もちろん呪われたくはありませんが、行けば超常的な能力が手に入るという噂もあったり、人を引き付ける不思議な魅力に満ちたスポットですね。

2:ロズウェル事件

日本でも放送され新感覚のSFドラマとして話題になった『ロズウェル -星の恋人たち-』でもモチーフにしているように、ドラマや映画でたびたび取り上げられるロズウェル事件。アメリカのニューメキシコ州ロズウェルに未確認飛行物体が墜落したというもので、軍の発表では「気象観測用の気球でした」ということになっていますが、それにしては不可解な点が多いのです。そもそも落下したのが気象衛星なのであれば、なぜビジュアルを公開しないのか?落下物とされる金属片をなぜ軍部は回収したのか?さらには事件の目撃者から、宇宙人を見たというインタビュー結果も出ているとか。

 

 

アメリカ政府がこの件について詳しい話をする機会は訪れるのでしょうか?

3:2036年から来た男

タイムスリップという現象はいつの時代も世間の関心事になるものです。20世紀末、ネット上に現れた「ジョン・タイター」という男は、アメリカの掲示板に『僕は2036年から来た男なんだ』と書き込み。最初は誰も取り合わなかったのですが、その後に彼の予言が現実となり、ジョン・タイター=未来人なのではないか?と信じる人が増えました。

ただ、彼が予言した内容ははずれていることも多く、目的も不明ということから、単なる愉快犯の虚言であるというのが大多数の見解。(2015年にロシアがアメリカ・中国・ヨーロッパに落とした核爆弾から始まった第三次世界大戦が、今年2017年にロシアの勝利で終結するという予言まであります)この真偽は、20年後に明かされるのか否か。非常に気になる人物です。

4:ヴォイニッチ手稿

数多くの暗号解読のプロが挑戦しては散っていった、そんな文章に興味が湧きませんか?アメリカの古書収集家のウィルフリード・ヴォイニッチはイタリアで不思議な書籍を手にします。

そこに記載された文字・絵画はどれもこれまでの歴史上で認知されていないもの。手稿の内訳は、植物らしきものについて120ページほど、占星術らしきものについて20ページほど、生物らしきものについて20ページほど。

規則性のない記号、不気味ながらも惹きつけられる絵。語学者、暗号学者、植物学者、生物学者、etcと多くの専門家が解読に挑戦しましたが、全員がことごとく匙を投げる結果に。人類の叡智をもってしても解読できなかった手稿は、「世界破滅の預言書」「錬金術の書」、はたまた「でたらめによって作られたメモ帳」とも言われています。

解き明かせばノーベル賞間違いなしの歴史的快挙。暗号解読に一家言ある人なら、目にしてみたいですよね。

5:軍艦エルドリッジ ワープ事件

1943年、アメリカ海軍が極秘に行った「フィラデルフィア実験」をご存知でしょうか。ペンシルバニア州フィラデルフィアで行われたその実験内容は、強力な磁場発生装置を用いて駆逐艦エルドリッジをレーダーに反応しないようにするというもの。稀代の科学者・ニコラ・テスラが提唱したステルス実験でしたが、いざ磁場を流すと、軍艦はレーダーから姿を消すのみならず、何故か2500㎞ほど離れたバージニア州ノーフォーク沖にワープしたというのです。数分後ワープから戻ってきたものの、多くの船員が精神に異常をきたしたり、軍艦に体が焼き付いてしまったという逸話。

 

確かに、こうした失敗実験であれば軍部は隠したがるのでしょうが、本当のところはどうなのでしょう?

6:ねじれた木

ネイティブアメリカンの居住地周辺には、ねじれた木がたくさん生えているスポットがあります。木の幹がまるで雑巾で絞られたかのようにグリグリッとねじれてしまっています。赤土や季候によるもの、はたまた磁場によるものか。諸説ありますが、人為的に再現できないほどのねじれであることは間違いありません。アメリカだけでなくヨーロッパやアフリカ、日本にもねじれた木は所々に点在しています(写真はグランドキャニオンのもの)。

木の種類は違うのに何故ここまで不思議な現象が起きるのでしょうか?単なる自然現象か、それとも、異星人のマーキングか……!?

 

さてさて、ここまでアメリカ土着の様々な不思議現象を紹介して参りましたが、オカルト、ミステリー好きの方におすすめしたい番組があります。それは、『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』。


FOX NETWORKS公式Youtubeチャンネルより

『Glee』の制作を手掛けた、ライアン・マーフィーが挑戦するホラーミステリーの最新シーズン。過去にイギリスに開拓されるはずだったロノアーク植民地を舞台に、転居してきた現代の夫婦が様々な怪奇現象に巻き込まれる物語となっています。見所はドキュメント仕立てのストーリーテリング。作品と現実との境界が曖昧になっていく不思議な錯覚にゾッとすること間違いなしです。きっと歴史的なフォークロアや不思議なミステリーの裏側にも、このドラマに登場するような奇怪な存在が絡んでいるはず!?

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』はFOXチャンネルにて月曜24:00ほかより放送中!ぜひチェックしてみて下さい!(詳細はこちら