映画・ドラマに登場する 後世に語り継がれるイケメンをご紹介

前回『映画・ドラマに登場する 後世に語り継がれる美女をご紹介』の中では、ドラマ・映画に登場するスター女優をご紹介しました。その続編となる今回は、ドラマ・映画に出演するイケメン名俳優をご紹介します。彼らは白黒フィルムやクラシックなドラマが出世作ではありますが、今見ても色あせない魅力にあふれています。

1:グレゴリー・ペック

品のあるイケメンと言えば間違いなく最初に挙げられるのはグレゴリー・ペックでしょう。1962年に公開された映画『アラバマ物語』では、アティカス・フィンチ弁護士というキャラクターを熱演します。顔は、もちろんイケメンですが、椅子に座っているシーンや立ち上がって見つめる姿など、細かな立ち振るまいにいたるまで痺れる程のカッコよさです。
 

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一方では安心感のある父役を、片や弁護士としてのシーンでは正義感と義憤に溢れるキャラクターを演じ分けています。小説版で作られたキャラクター以上に、フィンチ弁護士が愛されるきっかけとなりました。

日本では、映画『ローマの休日』で新聞記者のジョー役を演じていたことの方が印象的かもしれません。オードリーをスターダムに押し上げた本作品。ラストシーンのコロンナ宮殿では、冷房がなく撮影陣は汗だくだったとか。にもかかわらず、スーツをバシッと着こなして、汗ひとつかかずに演じきっています。ラストシーンのグレゴリー・ペックの演技に是非注目してみてください。

2:ディック・ヨーク

正統派イケメンの次は、個性派イケメンとしてディック・ヨークをご紹介します。彼の出世作と言えばドラマ『奥さまは魔女』です。魔女の奥さんと結婚した幸せな旦那役、ダーリン・スティーブンスを演じました。サマンサが魔女ということをなんとか隠しつつ、色々なトラブルに見舞われながらも妻を愛する素敵なダーリンです。(右上の男性)
 

© 1964, 1965, renewed 1992, 1993 CPT Holdings, Inc. All Rights
 
当時のアメリカ社会において比較的地位が高かった広告代理店職員。バリっと髪を固めたスーツ姿は、当時の女性陣にとって憧れの的でした。昨今のトレンドと同じく、背丈が高く(185㎝)スラーッとしたシルエットが特徴的です。体調上の理由で途中降板となってしまいましたが、初代のディック・ヨークこそがダーリンだという人も少なくありません。

3:ポール・ニューマン

お次は、ダンディなイケメンをご紹介。イケメン名優特集で必ずと言っていいほどランクインするポール・ニューマンです。シリーズ映画の2作目は駄作が多いなんて言われますが、『ハスラー2』では初老のエディがめちゃくちゃカッコいい。年齢を経た分、厚みのあるいい男を演じます。ちなみに、エディが鍛える青年ヴィンセント役は若き日のトム・クルーズ。トムが型破りな一匹狼パイロットを演じた映画『トップガン』と同時期の作品ですが、彼の若く粗削りな演技は『ハスラー2』の方が色濃く見られるかも。
 

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彼は自分の息子をドラッグで亡くした際に、息子の名を冠した「スコット・ニューマン基金」を設立したり、食品会社「ニューマンズ・オウン」を立ち上げて事業で成功した際には、利益を全て慈善団体に寄付しています。スクリーンの外でもイケメン像は崩れませんね。

4:アラン・ドロン


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美男子の代名詞的な存在と言えばアラン・ドロン。彼の出世作は主演を務めたサスペンス映画『太陽がいっぱい』。アランが演じたのは、金持ちのフィリップを殺して、本人に成り代わって生きようとする青年トム。明るいキャラクターでありながら、入念に準備された殺人計画を実行しフィリップに成り代わるという狂気。完全犯罪と思われた計画が露呈した際も、「太陽がいっぱいだ。最高の気分だ」と口にします。そんな難しい役柄をアランならではの爽やかさで演じきっています。

なんと作品を見たことのない人でも、映画ポスターなどを買っていくというアラン。(たしかにマッチョでありながら顔立ちが整っていて、需要はありそう)。日本には海外以上に熱いファンがいるそうです。アラン・ドロンの非公式ファンクラブや映画鑑賞会などもあるとか。イケメン過ぎる俳優は、時代を経てもファンの心を離さないものですね。

5:最後に

紹介しきれない程のイケメンが登場する映画やドラマ。選りすぐりのイケメンでないと、やはり映像コンテンツとして人の印象には残らないのかもしれません。個人的には、ジェームス・ディーンやリヴァー・フェニックス、現代ではマット・ボマーなんかも紹介したいところ。美男美女は見ているだけで心の保養になります。ぜひ、お気に入りの俳優を見つけて癒されちゃってください。

現在FOXクラシックでは今回紹介した『奥さまは魔女』のシーズン2を平日12:30から、23:35からで放送中(詳細はこちら)。