ただのサメ映画じゃない！週末興行ランキングTOP5！全米激震の『海底47m』試写会レビュー

全米激震！シャークスリラーが急遽劇場公開！

海外ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『オリジナルズ』シリーズに出演しているクレア・ホルトと、アメリカ大ヒットドラマ『THIS IS US』に出演しており、同作で第74回ゴールデングローブ助演女優賞にノミネートされた『ウォーク・トゥ・リメンバー』のマンディ・ムーアが姉妹を演じている本作。
当初は劇場公開をせずにDVD発売とビデオオンデマンドでの配信のみの予定でしたが、急遽劇場公開が決定し、6月16日に全米公開されました。

数々の話題作が続々と公開されている中、公開週末（2017年6月16日〜18日）の興行ランキングが、6位の『パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊』をおさえ、堂々のTOP5にランクイン！2279スクリーンにて公開されるも、興行収入$115,000（約1,290万円）という好スタート！これは日本でも大ヒットしたシャークスリラー『ロスト・バケーション』に次ぐ記録となっています。

(c) 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
 

ダイビング未経験の2人が挑んだ海底での危険な撮影

姉妹役のクレアとマンディは実は撮影までダイビングの経験がなかったそうです。そんな中、マスクの中に水が入ってくるといった危険なシーンにも挑んだ2人。
 

(c) 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
 
役作りをするにあたって大変だったことは、この映画のような状況に陥ったダイバーの人がほとんどいないこと。そのため、参考になる事故があまりなかったのだとか。ですが、本作のようにすべて海底での撮影は異例ということもあり、脚本を見てぜひ役を引き受けたいと思ったのだそう。
 

(c) 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
 
早朝から俳優たちの酸素タンクが空になるまで撮影をして、地上に上がってもらってからまた撮影・・・。過酷な撮影だったそうで、安全のためにダイバーが控えてくれていたのだそうですが、話せるのは特殊なマスクを着けていたクレアとマンディのみ。

酸素ボンベから空気が抜けてしまうといったトラブルも2回ほどあったそうですが、プロのダイバーたちが落ち着いて問題を解決してくれたのだそうです。
 

(c) 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
 

試写会の感想

今流行りのソリッドシチュエーション・スリラー。『オープン・ウォーター』など、海上で置き去りにされてしまうといった映画はあっても、ほとんですべてが海底で展開される映画は初めてではないでしょうか。サメ映画の代表格映画『ジョーズ』の世界観とも異なる本作。数々のパニックスリラー映画や海が舞台の映画を見てきた筆者も、良い意味で期待を裏切られてしまいました。

この映画の怖いところは、単なるサメの襲来だけではなく、舞台が「海底」という広くて深い巨大な密室だという点。無線は通じず、辺りは真っ暗、そして限りのある酸素。船のある海面まで泳いでいこうにも、急浮上すれば潜水病で意識を失い、脳に障害を及ぼし、死に至る可能性が。酸素がゼロになってしまうのではないか、深海で道に迷うのではないか、サメに遭遇してしまうのではないか・・・。最悪な展開を想定しながら、無線の通じるところまで泳ぎ必死に助けを求める2人。背筋が凍るシチュエーションですが、2人は互いを励まし合い、知恵を絞ります。

「もし同じシチュエーションに陥ったら、どうなってしまうだろうか・・・」。筆者もダイビングの免許を持っているので、そんなことを想像したり、時には一緒になって息を止めながら見入ってしまいました。暗い映画館にいることで自分まで海底にいるように感じられ、思わず何度か耳を塞いでしまう場面も。最後までドキドキしながら鑑賞することができました。衝撃のラストを、ぜひ劇場で目撃してください！

(c) 47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
 

予告編動画

ギャガ公式YouTubeチャンネルより
 

 
『海底47m』は8月12日（土）シネマート新宿 他 全国順次ロードショー！（詳細はこちら）