カリブ海を直撃し、大規模な被害をもたらしているハリケーン「マリア」
大型ハリケーン「イルマ」に続いて、カリブ諸国で大きな被害をもたらしているハリケーン「マリア」。マリアは5段階中最強の「カテゴリー5」でドミニカを直撃し、米自治領プエルトリコでは全土で停電被害をもたらしました。現在もプエルトリコ国内ではダム決壊の恐れがあるとして約7万人に避難指示が勧告されており、同国では現時点で少なくとも10人の死亡が確認されています。
ニューヨーク州知事が援助を発表。さらにジェニファー・ロペスは支援金を寄付!
これを受けてニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏と、プエルトリコ出身としても知られる女優兼シンガーのジェニファー・ロペスが、マンハッタンで開催されたイベントに出席。米ニューヨーク・タイムズ誌によると、クオモ氏はプエルトリコへの援助を行うために州政府と連携することを発表。さらに連邦政府へ、カリブ地域の支援を強化するように呼びかけました。先週プエルトリコを訪れたクオモ氏は「ニューヨークと連邦政府から、我々は助けの手を差しのべねばならず、それが私たちの任務なのだ」と語り、続けて「復興まで長い道のりになるだろうが、ニューヨークはその道を歩んでいく」と、長期にわたって援助を続ける意思を表明しました。
このイベントでハリケーン被災者を援助するべく100万ドルを寄付し、支援を呼びかけたジェニファー・ロペス。自身のInstagramにクオモ氏の投稿をリポストし、「今日私は、この過酷なハリケーンシーズンに耐えてきた被災地の復興を支援すべく、@nygovcuomoと共に立ち上がりました」とコメントしています。
米メディアDeadlineによると、記者会見でジェニファーは、ハリケーン被害に対しての意識改革を訴えるべく、スペイン語と英語でスピーチ。「15,000人以上の人々が避難所に滞在することを余儀なくされていて、このハリケーンは数千人の人々の生活を荒廃させたわ」と語った彼女は、続けて現在の恋人であるアレックス・ロドリゲスの名前を出し、「ニューヨーカーであるアレックス・ロドリゲスと私は、プエルトリコとカリブの救援活動に関して支援を募るべく、エンターテインメント、スポーツ、ビジネスすべての資源と関係を駆使します」と語りました。
日本時間で今月22日にInstagramに投稿された動画では、「私は今ラスベガスでお仕事をしていて身だしなみを整えてはいないけど、そんなことは重要じゃないの。それより私の頭の中はプエルトリコで何が起きているかってことでいっぱい。被害は想像を絶するわ。私といとこはまだ現地にいる家族たちと連絡が取れていないの。今は一番良い支援方法を考えているところ。プエルトリコは今まで見たこともないような、史上最も破壊的なふたつのハリケーン『イルマ』と『マリア』に直撃された。プエルトリコは私たちの助けを必要としているわ。知事のファーストレディであるビアトリス・ロセヨの活動に、どうぞ寄付と支援を」、続けてスペイン語で「プエルトリコのために団結」、そして再び英語で「私たちは、私たちの島とカリブを取り戻せるわ」と呼びかけました。
ジェニファーのプライベートの様子は・・・?
そんなジェニファーですが、プライベートはとても幸せそう。最近はメディアやネットでしばしば恋人アレックスとの同棲が噂されますが、米メディアE!NEWSによれば、アレックスは先週木曜日にその件について聞かれるとしばらく黙り込んだあと「分からない」と答えているよう。
プライベートは充実しつつも、今回の被災に心を痛めるジェニファー。彼女の取り組みに対しては、ネット上で「とても悲しいね」「誇りに思うわ!」「グッジョブ!」「どうか神のご加護がありますように」など、様々なコメントが寄せられています。いち早く行動を起こしたジェニファーに称賛を送ると共に、プエルトリコを含むカリブ諸国が一刻も早く復興することを願います。