LA発:ダイエット王国アメリカで人気No.1!アイスクリームの新ブランド「HALO TOP」

JALEE編集部

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 アメリカ人にとって、アイスクリームはダイエットの最大の敵。完全にあきらめられない大好物なだけに、これまでにも、ローファット、ノンファット、 人工甘味料を使うもの、フローズンアイスクリームなどが多数、発売されてきた。だが、妥協品はしょせん妥協品。本物のグルメアイスクリームに、味では到底かなわない。

 そんな常識が、ついにくつがえされた。L.A.の元弁護士が友人と立ち上げた低カロリーのアイスクリームブランド「HALO TOP」が、今年7月、スーパーマーケットでの売り上げで、メジャーのハーゲンダッツとベン&ジェリーズを抜き、全米1位となったのである。あまりの人気ぶりに、ナチュラル派のグルメスーパー、ホールフーズマーケットは、このブランドだけの冷凍庫をレジ近くに設置しているほどだ。
 

売れる商品が置かれるスーパーのレジ横に、専用の冷蔵庫が置かれている。
 
 砂糖のかわりに、オーガニックのステビアとエリトリトール(いずれも植物)で甘みをつけるHALOは、パイントサイズ(16oz)を丸々ひとりで食べても、240カロリーから360カロリー程度。ハーゲンダッツ、ベン&ジェリーズの4分の1だ。この「全部を食べても」というところが最も大きな魅力。「少しだけ器に盛って、あとは明日にとっておこう」と思っても、多くの人は誘惑に負けて、ついついもっと食べてしまうもの。最初から全部食べるつもりなら、わざわざ器を汚さなくても済む。ちなみに商品パッケージの数字が、全部食べたときのカロリー表示になっている。
 


HALO TOP公式Instagram(@halotopcreamery)より
 
 フレーバーには、バニラ、ストロベリーなど定番のほか、カップケーキを思わせるレッド・ベルベット、菓子パンの名前であるシナモンロール、和風の餅グリーンティなど、ユニークなものが揃う。ビーガン(完全菜食主義者)の人のために、牛乳でなくココナッツミルクをベースにしたものも、4種類ある。

 創設者のジャスティン・ウールヴァートンが、健康のために炭水化物と砂糖の摂取を制限しようと決めた時に生まれたアイスクリーム「HALO TOP」。自宅のキッチンで試行錯誤を繰り返して生まれた商品が、初めてL.A.の自然派スーパー数軒に置いてもらえるようになったのは、2012年のことだ。この急成長ぶりに、会社を買収したいというオファーもいくつか来たが、これまですべて断っているという。

 HALOほどの成功はしていないものの、L.A.のスーパーでは、ほかにもヘルシー系のアイスクリームブランドがいくつか目に付く。たとえば、高プロティンをうたうサンタバーバラ生まれの「PROYO」は、ウェイトリフティングのせいで怪我をし、療養していた時に、体に良くておいしいものを作れないかと思った男性が始めたもの。また、HALO同様、エリトリトールで甘みをつけた「Enlightened」は、棒アイスタイプも出している。甘いもの好きの人生は、ちょっと楽になりそうだ。

 

猿渡由紀/L.A.在住映画ジャーナリスト

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、日本のメディアに寄稿。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。