先日ニューヨークにて、東海岸最大級のポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン2017」が開催されました。2006年から毎年開催されているイベントですが年々規模が大きくなり、今年の来場者数は過去最高の20万人と会場には人気映画やアニメのキャラクターなどのコスチュームに身を包んだファンたちが多数来場しました。本当に様々なコスチュームを見かけましたが、中でも印象に残ったのが、メイン会場のジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターに扮したもの(写真下)。このコスチュームは、SNSでも話題になり、「ニューヨーク・コミコン2017」のベストコスチュームだったとメディアにも取り上げられていました。
Someone cosplaying the actual convention center. pic.twitter.com/KcfI10Iu1w
— Scott Snyder (@Ssnyder1835) October 7, 2017
Scott Snyder Twitter(@Ssnyder1835)より
メイン会場には、アメコミ出版社やゲーム企業をはじめとする様々な企業がブースを出展。日本からも、NHKのキャタクター、どーもくん君のブースが出展されていたり、ユニクロがゲーム関連のTシャツを売るブースを出していましたが、どこの企業もパンフレットを配ったり、商品のデモンストレーションが多く、ファンが体験して楽しめるというブースは少ない印象でした。
テレビ局が出展していたブースの中には、Freeformというケーブル局が2018年に放送する予定のSFドラマ『SIREN』が人魚の泳ぐ水槽を設置していたり、日本でもHuluで放送中の『死霊のはらわた リターンズ』が殺人現場のようなセットを再現して、その場でSNSに載せるとグッズをもらえるというイベントなどを行っていました。中でもひときわ注目を集めていたのが、日本のFOXでも12月に放送が決まっている『The Gifted』のブース。
特殊能力を使ってスナックを取り出すというワンシーンを実体験できる自動販売機が設置され、ファンたちは超能力者になったつもりでスナックを取り出していました。
ウォーキング・デッド公式Instagram(@amcthewalkingdead)より
ニューヨーク・コミコンに集まったウォーキング・デッド ファミリー
様々な楽しみ方ができるコミコンですが、やはり1番の楽しみは、人気映画やTVドラマのキャストの話を生で聞くことのできるキャスト登壇イベントではないでしょうか?今回は、新作映画『Replicas』や大ヒットSF映画の続編『パシフィック・リム2』などの大作映画もキャスト登壇イベントを行い、キアヌ・リーブスや『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のフィン役としてブレイクした、ジョン・ボヤーガなどハリウッドスターも多く登場しました。またテレビドラマでも、『ウォーキング・デッド』のキャストを始め『X-ファイル』や『The Gifted』などの登壇イベントが行われ、イベント会場に入るチケットを手に入れるために朝早くから多くのファンが並んでいました。『ウォーキング・デッド』のキャスト登壇イベントでは、ダリルとジーザスの恋のうわさについて突っ込まれる場面も。ファンならではの質問で終始大歓声と笑いに包まれたイベントになりました。『ウォーキング・デッド』を始め今後もますます目が離せないコンテンツが満載の「ニューヨーク・コミコン2017」でした!

Kay/NY在住TVコーディネーター&プロデューサー
日本のFOXチャンネルで約7年に渡りエンタメ情報番組のプロデューサーを経験した後、フリーランスに。現在はNYを拠点に活動中。アメリカのエンタメと美味しい食べ物をこよなく愛し、NYの最新情報を収集・探検する毎日を送っている。