From LA:健康至上主義のLAセレブに今、人気のヘルシードリンクをご紹介

健康ドリンクの筆頭は、日本でも話題のKombucha

ヘルスコンシャスなL.A.で、ドリンク市場がますます賑わっている。ナチュラルな原材料だけを使った、低カロリーで美味しい飲み物の選択肢は豊富で、毎日違うものを試せるほどだ。
一番注目を集めているのは、あいかわらずKombucha(コンブチャ/写真上右)。“昆布茶”と混同しそうな名前だが、いわゆる紅茶キノコで、お茶に糖分を加えて発酵させたものだ。ほのかに甘く、炭酸がスッキリとした飲み心地を与えてくれることから、慣れると病み付きになる。フレーバーは、レモンジンジャーからピーチ、ピンクアップルまで多数。L.A.ではいろんな会社がブランドを展開して、かなり競争が激しい状態だ。発酵から生まれる体に良いバクテリア(プロバイオティクス)を守るために、冷蔵保存は必須。入れ物が暗い色の瓶であるのも同じ理由だが、最近では缶入りも登場した。伝統的な作り方だと発酵過程で最大3%程度のアルコールが生じるため、「21歳以上に限る」と明記してあるものもある一方、アルコールを除外したものもある。

 

 
やはり発酵食品であるケフィア(写真上左)は最近、新たな形でさわやかなドリンクとしてデビューした。ヨーグルトとしばしば比較されるケフィアは、以前からヨーグルトドリンクのような形で販売されていたが、Kombuchaで成功したGT社から出たCocoKefirは、プロバイオティックをキープしつつ、乳糖(ラクトース)を完全に排除したものだ。カロリーも1本で40カロリー程度。フレーバーも、抹茶やキムチなど、なかなかユニークだ。

 

日本伝統の味、抹茶も今、L.A.では大人気のドリンクに

抹茶といえば、これまたL.A.で市民権を得ているドリンクである。スターバックスのメニューにも抹茶ラテは入っているが、最近ではナチュラル系スーパーの棚に、ボトル入りの抹茶ラテが複数並ぶようになった。乳製品を避けている人を考慮し、牛乳の代わりにココナッツミルクを使ったビーガン(完全菜食主義者)向けもあるのが、いかにもカリフォルニアだ。

 
そして、バーチウォーター(写真上右)。ヘルスコンシャスの間でもまだなじみの薄いこれは、年に1回、春に、北米とヨーロッパの樺の木の森で採取される水というのがうたい文句だ。大自然の中に身を置いた気分にさせてくれるこの水は、カルシウムや亜鉛が豊富で、オリジナルは1本たった10カロリー。ストロベリーラベンダー、アップルジンジャーなどのフレーバーものも、原料はオーガニックで、甘みはあっても15カロリーに抑えられている。

 


ジェシカ・アルバ公式Instagram(@jessicaalba)より
オーガニック好きなジェシカ・アルバのスムージーレシピにも、抹茶が入っている。

 
これらのドリンクの唯一の問題は、値段がやや高いこと。それぞれ1本が3ドル台から5ドル台なのだ。ただし、ホールフーズマーケットなど大手の自然派スーパーでは、頻繁にセールをやっているし、毎日飲まなければいけないものでもない。そもそも、自然派でノーカロリーのドリンクの選択肢には、昔ながらのミネラルウォーターがある。ミネラルウォーターを基本にしつつ、週に何度かはこれらを楽しむというのが、お財布にもやさしいライフスタイルかもしれない。

 

猿渡由紀/L.A.在住映画ジャーナリスト

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、日本のメディアに寄稿。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。