From NY:今年はカトリックがテーマ!MET GALA 2018にセレブが大集結!

5月にニューヨークで最も盛り上がるイベントと言えば、やはりMET GALA。これは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の衣装研究所の資金集めの催しで、衣装研究所が毎年開催するファッション展示会のオープニング・イベントでもある。US VOGUE編集長のアナ・ウィンターをはじめとする錚々たるメンバーが共同主宰し、名だたるセレブが集まるとあって、その装いに全世界のメディアが注目する世界最大規模のファッションイベントだ。この催しに出席出来るのは、約600名。真のセレブ、そしてその年に活躍した俳優やアーティストが招待されるとあって、MET GALAに招待されるかどうかは、人気バロメーターの一つにもなっている。

 

王冠や十字架など、宗教モチーフをファッションに取り入れたセレブの装い

記念すべき70回目を迎えた今年の展示は、「天国のボディ : ファッションとカトリックのイマジネーション」をテーマに信仰とファッションの関係を掘り下げている。招待されたゲストは、このテーマに合う服装でイベントに出席しなければならない。縛りがある中でのドレス作りとドレス選びということで、デザイナーやスタイリストたちにとってはかなりの腕の見せ所である。レッドカーペットではエンブロイダリー(刺繍レース)、バラ、十字架などで装飾されたドレスが多く登場した。

 

Inside the #MetGala. 📸: @melzy917

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Rihanna Daily(@rihannadaily)Instagramアカウントより。豪華な王冠をまとったリアーナのスタイル

 
中でも注目を集めたのは、今年の主宰者の一人でファッショニスタとしても定評のあるリアーナ。リアーナは法王の司教冠を彷彿とさせるヘッドドレスとジュエリーを散りばめたゴージャスなミニドレス姿で登場し話題を集めた。ヘッドドレスで話題を集めたもう一人といえば、ニューヨークを代表するファッショニスタ、サラ・ジェシカ・パーカー。私には、「不思議の国のアリス」に出てくる女王の衣装にしか見えなかったが、祭壇風のヘッドドレス姿で登場した。宗教とは深い関係のあるマドンナは、黒を基調としたゴシック風のドレスで登場。胸元は十字架型のシースルーで十字架がいくつも連なった王冠風のヘアアクセに黒いベールを被り、さすがの風格を見せていた。その他にアメリカのメディアでベストドレスと高評価を得ていたのは、話題の尽きないキム・カーダシアンだ。体型がモロに出るボディ・コンシャスなベルサーチのゴールドのドレスで登場。キムと言えば、以前、MET GALAにはリアリティ番組スターは招待されないという掟があり、なかなか招待してもらえなかったが、カニエ・ウェストとの結婚により常連になったという逸話を持っている。

 

参加できるのは約600名!2018年の新顔たちのスタイルにも注目


ブレイク・ライブリー公式インスタグラム(@blakelively)より。天使の絵画のようなヘッドピースが印象的。

 
アン・ハサウェイブレイク・ライブリーリリー・コリンズなどは宗教画に用いられる、光輪がそのまま形になったような大きなヘアアクセサリーをゴージャスなドレスに合わせカトリックのイメージを表現していてとても素敵だった。私のお気に入りは、司教風に十字架を縫い取った白いケープを身にまとったチャドウィック・ボーズマン(写真一番上)。映画『ブラックパンサー』の主演を務め、今勢いのある彼の出で立ちは、フレッシュでテーマとうまく融合していたと思う。後日のインタビューで主宰のアナ・ウィンターもベストドレスの一つに選んでいた。その日を皮切りに公開されている展示会では、ココ・シャネルやクリストバル・バレンシアガの作品に並んで、システィーナ礼拝堂から借り受けた様々な服やアクセサリー類、聖職者が身につける服飾品も展示されているそうだ。私も落ち着いたら、見に行ってみたいと思っている。そしてMET GALAと言えば、何年か前に映画にもなっている。映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』では、セレブのリアルな姿やファッションとアートの関係について面白く描かれているので、興味を持った方はチェックすると、来年以降の注目度が変わるかもしれません。

 

Kay/NY在住TVコーディネーター&プロデューサー

日本のFOXチャンネルで約7年に渡りエンタメ情報番組のプロデューサーを経験した後、フリーランスに。現在はNYを拠点に活動中。アメリカのエンタメと美味しい食べ物をこよなく愛し、NYの最新情報を収集・探検する毎日を送っている。